カーリースの基礎知識
「はじめてのカーリース」
はじめてカーリースをご検討される方やカーリースに興味がある方は必見!
ローンとの違いや、レンタカー・カーシェアリングとの違いをわかりやすくご紹介します。
カーリースとは?
お客さまがご希望する車種&仕様にて、リース会社が新車を購入。お客さまだけの専用車として、リース契約期間中お車を提供するサービスです。
年間数万台もの車を購入するリース会社の"購買力"が、お求めいただきやすいリース料として反映されていますので、お客さまが何度も自動車ディーラーに出向かれて価格交渉するお手間も不要です。
車の保有には、車検代をはじめとする定期的なメンテナンス費用や、毎年5月に支払う自動車税 種別割など、購入後も何かと費用が掛かります。その点カーリースをご利用いただくと、毎月のリース料には所定のメンテナンス費用や毎年の自動車税 種別割が既に含まれていますので、家計の管理もカンタンです!カーリースは、車のまとまった費用の発生を抑える、とても便利で新しい車の使い方です。
カーリースとローンは何が違うの?
オートローンや残価設定型クレジットと個人向けカーリース、「分割払いにして月々の支払いを抑える」というメリットは共通ですが、中身は全く別ものです。
たとえば自動車税 種別割は、車の所有者が毎年5月に一括で納める税金です。オートローンや残価設定型クレジットでは、毎年お客さまご自身で納税する必要があります。
一方カーリースは、リース会社が車の所有者となりますので、リース会社が自動車税 種別割を納めます。(リース会社が負担する自動車税 種別割相当額は、リース料に原価としてあらかじめ含まれています。)
つまり、「カーリース」はお客さまが自動車税 種別割を納めるための時間とお手間を節約すると共に、分割払いするような効果があります。
また、住友三井オートサービスの個人向けカーリース「Carsma」では、リース期間中に発生する車検時の費用やエンジンオイル交換など、メンテナンス費用までリースに含めたプランもご用意しております。
特に毎年の自動車税 種別割や車検費用など、まとまったお金をその都度支払うことに煩わしさを感じる方や、毎月の家計管理をしっかり把握したい方、自動車ディーラーへ何度も足を運んで交渉することに手間を感じる方には、「カーリース」がぴったりです。
カーリースとレンタカー・カーシェアリングの違いは何?
カーリースとレンタカー・カーシェアリング、どちらも「車を借りて利用する」のは同じですが、条件や内容が大きく異なります。まず借り受ける期間ですが、レンタカーやカーシェアリングは「1日」や「15分」など、比較的短い時間単位で車を利用します。一方、カーリースは3年や5年、7年のように、複数年単位の利用契約を結びます。(ご利用いただく期間が長期に渡るため、お客さまに車庫をご用意いただきます)
次に車の仕様です。レンタカーやカーシェアリングは、レンタカー店舗や指定スペースに置かれた車の中から、車を選びます(レンタカー&カーシェアリング事業者から見ますと、1台の車を複数人のお客さまに貸し出します)。一方カーリースでは、リース会社が購入する新車は「特定のお客さま専用車」として、1人のお客さまだけにご利用いただきます。他のお客さまがご利用することはありません(新車リースの場合)。そのため、車の色やオプションの追加、希望ナンバーなど、カーリースはお客さまが希望する仕様の車を、ご用意することが出来ます。
レンタカーと異なるカーリース利用上の注意点として、「自動車保険(任意保険)は別途お客さまにて申し込む」必要があります。なお、自動車保険の等級は、カーリースでもそのまま引き継ぐことが出来ます。
生活の場に例えると、車の購入は「持ち家の購入(分譲マンション)」、カーリースは「賃貸マンション」、そしてレンタカーやカーシェアリングは、「ホテルや旅館への一時的な宿泊」です。賃貸マンションのように、生活シーンに合わせた引っ越し(乗り換え)が容易な点も、カーリースのメリットです。
広がる個人向けカーリース
個人向けカーリースは、ここ数年特に大きく伸びています。実は法人マーケットでは、カーリースは既にポピュラーな存在です。"10台以上車を使用する法人"の国内登録台数は計800万台程ありますが、その内300万台はカーリースが採用されています。街でよく目にする、会社の看板が入った車の3台に1台はリース車なのです。そしてカーリースは、バスやタクシーといった身近な交通機関にも採用されています。
それに対し、個人向けカーリースも1980年代から商品はありましたが、当時は「借りること」への抵抗感から、普及のスピードは遅々たるものでした。
しかし、空室や駐車場などの"シェアリングビジネス"がここ数年広がるにつれ、社会的にも「借りること」へのハードルが大きく低下。カーリースが持つ“便利さ”に脚光が当たり始め、現在個人向けカーリースは急拡大の傾向にあります。
住居選びにおける「賃貸マンション」のように、車の利用方法として「カーリース」が一般化される時期が、すぐそこまで来ていると言えるでしょう。